インプラント症例1
2021年6月22日
インプラント
症例1
症例1
A.M様(52歳 男性)
差し歯が取れたということで来院されました。検査をすると、残っていた歯根にヒビが入っており、破折していましたので抜歯となりました。抜歯後の治療としてインプラントを希望されました。
こちらの患者さんの場合、歯の周りの炎症も少なく、骨の条件も非常に良好だったため、抜歯と同時にインプラントの埋入(抜歯即時埋入)を行いました。
歯を抜いた部分のスペースは人口の骨で補填をしています。
インプラント埋入の手術を行ってから約3ヶ月間、自分の骨とインプラント、あるいは移植した人工の骨がしっかりと結合するまで待ちます。その間は、両隣の歯に接着剤で仮歯をくっつけて、見た目にはできるだけ支障のないようにいたします。
インプラントと骨がしっかりと結合している状態(オッセオインデグレーション)が確認 できたので、仮歯の型取りを行います。前歯のインプラント治療では、歯の形態や歯ぐきとの調和が非常に重要となるため、必ず仮歯を装着し患者さんにとって理想的な状態に調整を重ねていきます。
1〜2ヶ月仮歯の調整を行い、患者さんが満足された時点で最終的なセラミッククラウンを製作・装着します。
この治療の期間
約5ヶ月
この治療の費用
約56万円
■内訳
レントゲン検査(CT撮影・CT分析・術前術後の確認) | ¥22,000(税込) |
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インプランと埋入手術 | ¥275,000(税込) |
GBR(不足した部位への骨の移植術) | ¥66,000(税込) |
骨補填材料とメンブレン | 約¥33,000(税込) |
仮歯 | ¥55,000(税込) |
上部構造(フルジルコニアクラウン) | ¥165,000(税込) |
他の治療選択肢
ブリッジ・接着性ブリッジ・義歯
この治療のリスク
◎上顎の前歯に関しては、特に神経や血管などの解剖学的なリスクはありません。しかしながら、他の治療法と比較した際のインプラント治療のデメリットは「手術が必要であること」「治療費が他の治療と比較し高額であること」「治療期間が比較的長いこと」などが挙げられます。
◎インプラントの耐久性は、自分の歯と同様、喫煙・咬む力・咬み合わせ・セルフケア・メンテナンスの頻度などにより変わります。上記のことを怠ると、インプラントも歯の歯周病と同じように、インプラント周囲炎という病的状態になることがあります。
◎成長が完了していない若年者や、免疫療法・がん治療・透析治療など疾患をすでにお持ちの方の場合、治療が出来ない場合があります。